アパート経営

賃貸ハウスメーカーとは?おすすめの賃貸ハウスメーカーをランキング形式で紹介!

2023年7月26日

「賃貸ハウスメーカーの選び方がわからない」「ハウスメーカーを利用するメリットってなんだろう」と考える方は多いのではないでしょうか。

ハウスメーカーに正式な定義はなく、全国または広範囲の規模で展開している住宅建設会社をさします。

この記事では、ハウスメーカーについて詳しく解説するとともに、利用するメリットやデメリット、選び方などについても紹介します。不動産経営を考えているオーナーさんは、ぜひ参考にして納得のいくハウスメーカーを選びましょう。

目次

そもそもハウスメーカーとは

そもそもハウスメーカーとは何なのでしょうか。ハウスメーカーは、基本的に全国や広範囲で展開している大手建築会社を指します。しかし、正式な定義がないことから、小規模展開している建築会社やフランチャイズ展開している建築会社もハウスメーカーに含まれる場合があります。

ハウスメーカー以外にも、地域に根付いた工務店や建築設計事務所なども賃貸住宅を建設している会社もあり、一概にハウスメーカーだけが良いとは限りません。

ハウスメーカーを利用するメリット4選

ハウスメーカーを利用するメリットは、主に以下の4つがあげられます。

  • 品質が高く安心感がある
  • 工期が短く物件の完成が早い
  • 積極的な研究を行っており最新技術を導入している
  • アフターサポートが充実している

ハウスメーカーを利用するメリットは、全国のどこに建築しても品質が高く安心感があるのが大きいでしょう。それでは、以下でそれぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

品質が高く安心感がある

ハウスメーカーのほとんどが工場生産や大量生産ができる有名な企業です。全国に同じ構法で住宅を建築しているため、多くの検証や実験がされている安心感があります。

また、工場で枠組みをほとんど作って現場で組み立てるので、全国のどの場所に建築しても品質が高く安心感があるでしょう。さらに、客層が広いので同じハウスメーカーで建築した知人などから話を聞ける可能性もあります。

全国各地で住宅展示場も開催しているので、事前にモデルハウスを確認できるのも安心ポイントの1つです。

工期が短く物件の完成が早い

ハウスメーカーを利用するメリットとして、工期が短く物件の完成が早いことがあります。大手ハウスメーカーでは、大量生産、大量供給の実現をするために、建材の調達や設計、施工などの1連の過程を効率よく行うためのシステムが構築されています。

ある程度仕様が決まっていたり、工場で部材を生産して現場に運んだりと工期が短縮できる工夫がされているのです。早く不動産経営を始めたいオーナーにとって、確認しておきたい項目の1つです。

積極的な研究を行っており最新技術を導入している

ハウスメーカーでは大量生産を行うために積極的な研究が行われており、最新技術を導入しています。

ニーズにあったキッチンやトイレ、水回りなどを標準仕様にしておくことで、最新でありコストパフォーマンスも優れた住宅を提供可能です。

また、ハウスメーカーの多くは、耐震や防音、断熱などに関しても独自開発をしているので、メーカーごとの強みを事前に確認しておくと良いでしょう。

アフターサポートが充実している

ハウスメーカーを利用すると工務店に比べて、アフターサービスが充実しています。ハウスメーカーのほとんどが、法律で定められている保証期間よりも長い期間の保証を用意しています。

不動産経営は住宅を建築するだけでなく、建築後の補修や修繕についても考えておかなければいけません。ハウスメーカーの中には、修繕費などのために積立式のプランを用意している場合もあります。貯金しておくことが苦手な場合は、積立式のプランに頼っておくのが良いでしょう。

ハウスメーカーを利用するデメリット3選

ハウスメーカーを利用するメリットは大きいですが、デメリットもあるのでしっかりと確認しておきましょう。以下でハウスメーカーを利用するデメリットについて、3つ解説していきます。

自由度が高くない

ハウスメーカーの場合は、工業化と大量生産を行う仕組みであるため、土地の条件によっては自由に設計するのが難しい場合があります。ハウスメーカーで大量生産されているのは、多くの人のニーズに応えた住宅であるため、狭小地や変形地などではあまりメリットが発揮されません。

自分の理想とする間取りや外壁などがある場合は、ハウスメーカーよりも工務店がおすすめです。自由度よりも工期を短縮して、より早く不動産経営を始めたいのであれば、ハウスメーカーで問題ありません。

融通が利かないことがある

大手企業であるハウスメーカーは、融通が利かない場合があります。大企業ならではの組織的な対応や会社のルールに縛られてしまいがちです。仕方がない部分ではありますが、オーナーによっては、対応に不満を感じてしまうかもしれません。

ただ、営業マンの言うとおりにしておけば、全国に建築されている品質の高い住宅を建築してくれます。そのため、不動産経営が初めてで不安がある方や優柔不断な方にとってはむしろ好都合かもしれません。

コスパが悪くなる可能性がある

ハウスメーカーは、標準仕様を大量に生産することで、コストパフォーマンスを上げています。しかし、標準仕様から初めて間取りやデザインなどを設計するとコスパが悪くなってしまう可能性があります。そうなると、むしろ工務店に依頼した方が安くなる場合もあるので、要注意です。

あくまでもハウスメーカーは、標準仕様の住宅を大量生産してコスパをよくしていることを覚えておきましょう。

ハウスメーカーの選び方

ハウスメーカーを利用するメリット・デメリットを理解したところで、選び方についてみていきましょう。ハウスメーカー選びは、今後の不動産経営に大きく影響してくるので選び方をしっかり学んでおきましょう。

複数社の相みつをもとに比較して選ぶ

ハウスメーカーを選ぶときは、最初から1社に絞るのでなく、複数社の相みつを元に比較して選ぶようにしましょう。土地によって最適な住宅であるのか、予算はもっと抑えられるのではないかなどは、1社だけだとわかりません。複数社を比較して、自分の理想や土地にあった住宅を見つけていくのです。

また、1社だけの見積もりで選んでしまい、後から「あのプランの方が安いしデザイン性もよかった」などの後悔をなくすためにも複数社の相みつを比較することが大切です。

アフターサービスの厚さを基準にして選ぶ

ハウスメーカーによって、アフターサービスの内容はさまざまです。価格が安くて住宅を建築できたとしても、保証内容などが薄く何かあったときにお金がかかってしまうこともあります。

ほとんどのハウスメーカーは、法律よりも長い期間保証をしているので安心です。しかし、屋根や外壁など部分によって保証期間や内容が変わることもあるため、事前に確認しておきましょう。

また、保証内容に制約がある場合もあるので、保証期間だけでなく保証の条件もしっかりと確認しておくのがおすすめです。

提案力がある会社を選ぶ

不動産経営をする中で、専門的な知識が必ず必要です。そこで、頼りになるのがハウスメーカーです。提案力のある会社であれば、安心して気軽に相談もできます。

例えば、収支計画のなかで修繕費は積立にした方が良いのか、自分で貯金した方が良いのかなど、特に初めて不動産経営をするオーナーは、気になる内容が多くあるでしょう。専門家に相談してしっかりと提案をしてくれる会社を選ぶのがおすすめです。

【ランキング】おすすめの賃貸ハウスメーカー

全国には多くの賃貸ハウスメーカーがありますが、その中でもおすすめを紹介します。各賃貸ハウスメーカーの特徴を簡単にまとめたので、ハウスメーカーに悩んでいる方はぜひ参考にされてください。

1位 積水ハウス|シャーメゾン

引用元:積水ハウス公式HP

  • 積水ハウスの賃貸ブランド
  • 入居率97.9%を実現
  • 建築費用が相場に比べて高額になりやすい

シャーメゾンは、大手ハウスメーカー積水ハウスのブランドで、全国各地で圧倒的な知名度を誇っています。

シャーメゾンの入居率は、97.9%と業界の中でも非常に高く、空室によるリスクはかなり抑えられます。入居率が高い理由としては、入居者ファーストの優れた居住性能を実現しているからです。

しかし、シャーメゾンの施工は品質が高く、内装が高級志向であるため、建築費用は相場に比べて高額になりやすいです。それでも、商品のデザイン性や管理体制、品質などを考えると、賃貸ハウスメーカーとして検討すべき1社だと言えます。

2位 大和ハウス|D-room

引用:大和ハウス公式HP

  • 売り上げが建築業界でトップ
  • 豊富な商品ラインナップ
  • 初期保証30年を実現

D-roomを展開している大和ハウス工業は、建築業界トップの売り上げを誇っています。

また、D-roomの商品ラインナップは豊富で、京和風から北欧風まで幅広くあります。さらに、間取りもシングルタイプからファミリータイプまで、オーナーの要望に答えた住宅建築が可能です。

大和ハウスの保証は長期にわたり、初期保証システムがあります。初期保証が30年あり、保証診断などを受けることで10年の延長が可能です。また、オーナーの要望により部位ごとの耐久性診断も実施しているため、安心して不動産経営ができるのも大きなメリットになるでしょう。

3位 旭化成ホームズ|へーベルメゾン

引用:旭化成ホームズ公式HP

  • 都市部でのブランド力は圧倒的
  • 旭化成の総合力でサポート
  • 30年一括借上げシステム

ヘーベルメゾンは、都市部でのブランド力が圧倒的です。そのため、建築エリアは限られているにもかかわらず、住宅供給数が第4位です。

旭化成グループは、最先端化学から住宅、医療、健康まで事業を展開しています。その総合力がオーナーの不動産経営をしっかりとサポートしてくれるでしょう。

また、ヘーベルメゾンの経営は、「30年一括借上げシステム」やオーナーズクラブ「ヘーベルメゾン会」を通して長期的なサポートがあります。60年間無料点検システムやロングライフプログラムを実現しており、初めて不動産経営を行うオーナーでも安心です。

4位 セキスイハイム|ハイムメゾン

引用:セキスイハイム公式HP

  • 圧倒的な提案力
  • 幅広い商品ラインナップ
  • 長期オーナーサポート

セキスイハイムのハイムメゾンは、提案力が高いことに定評があります。綿密な調査を行い、収益性の高い経営プランを提案してくれるでしょう。それも、幅広い商品ラインナップが揃っているおかげだともいえます。2階建て住宅から賃貸併用住宅、高齢者住宅までのラインナップがあるので、オーナーの土地をしっかりと活用して、提案してくれるのは不動産経営のパートナーとして心強いです。

また、60年・長期サポートシステムが用意されており、定期診断を5年ごとに無償で受けられます。その都度適切なアドバイスをもらえると、オーナーも安心して経営が可能です。

5位 住友林業|フォレストメゾン

引用:住友林業公式HP

  • 木質感溢れる住空間
  • 木造建築だからこその自由設計
  • 地球環境を守る、土地活用

住友林業といえば、誰しもが「木」のイメージがあるでしょう。フォレストメゾンは、木質感溢れる住空間を実現しており、木造建築の住宅に住みたいと考えている入居者の需要にピッタリです。

また、木造建築だからこそできる自由設計も人気の理由です。1邸ごとに専任のプロジェクトチームが結成され、その土地にあった最適な住宅を提案してくれるでしょう。

住友林業は国内外で、「木」を軸として事業を展開しており、ウッドサイクルを通して脱炭素社会の実現に貢献しています。木造建築の住宅を選びたいのであれば、住友林業は外せません。

6位 大東建託|POPORA

引用元:大東建託公式HP

  • 専門スタッフによるコンサルティング
  • 賃貸経営受託システム
  • 豊富な土地活用メニュー

大東建託では、専門スタッフによるコンサルティングを受けられます。資産承継や土地活用について、税理士などの専門家への相談サービスがあり、困ったことはなんでも気軽に聞けるのがメリットです。

また、賃貸経営に必要な企画立案から管理・運営まで幅広く任せられるのが、賃貸経営受託システムです。初めて不動産経営をする方や自分でするのに少しでも不安がある方にとっては嬉しいサポートだといえます。

さらには、オーナーの要望に合わせて土地活用のメニューが豊富にあります。まずは相談からしてみるのも良いでしょう。

7位 ミサワホーム|ベルリード

引用:ミサワホーム公式HP

  • グッドデザイン賞を連続受賞するほどのデザイン力
  • 収納空間「蔵のある家」の間取り
  • JR寝台特急列車「サンライズエクスプレス」の内装も手がける

ミサワホームといえば、デザイン力。グッドデザイン賞を連続受賞するほど、圧倒的なデザイン力が人気です。また、JR寝台特急列車「サンライズエクスプレス」の内装を手がけるほど、デザイン力が高く評価されているハウスメーカーです。

「蔵のある家」の間取りも人気が高く、蔵の使い方は家族によって異なります。さらに、蔵の収納面積3倍以上が実現可能で、かなりの収納力だといえます。

まとめ

この記事では、ハウスメーカーを利用するメリット・デメリットや選び方、おすすめのハウスメーカーについて紹介しました。ハウスメーカー選びで悩んでいる方は、メリット・デメリットを理解したうえで、比較検討して選びましょう。

また、ハウスメーカーによっては得意不得意があったりもするので、事前に確認しておき、土地にあった最適な住宅が建築できるようにしていきましょう。