ブログブログ

nuro光 connectの速度は遅い?実際のユーザーの口コミや速度が遅い原因・対処法を解説

2025年3月27日

NURO 光 Connectは、NURO光の集合住宅向けの全戸一括サービスとして知られています。2つのプランが用意されており、最大10Gbpsの高速通信が可能なプランが人気です。

そんなNURO 光 Connectですが、「速度が実際に利用すると遅い」や「遅いと感じる場合にどのような対応を図れば良いのか」と思う方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、NURO 光 Connectの速度について解説します。また、実際の口コミや遅い場合の対処法も併せて紹介します。

この記事を読めば、NURO 光 Connectの実際の速度について理解することができるので、NURO 光 Connectを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

NURO 光 Connectの速度はどれくらい?

NURO 光 Connectは集合住宅向けのサービスであり、以下2つのプランが用意されています。

  • 2ギガプラン
  • 10ギガプラン

上記のプラン名には、下りの最大速度を示しています。また、ベストエフォートと呼ばれる、ネットワークから宅内の終端装置へ提供する際の技術規格上の最大速度となります。よって、必ずしも最大速度で常に通信できるわけではありません。

10ギガプランで接続する端末の1台あたりの技術規格上の利用可能な最大通信速度としては、以下のとおりです。

  • 有線接続:最大10Gbps程度
  • 無線接続:最大4.8Gbps程度

実際に利用するうえでの速度は、2Gプランで下りが平均で94Mbps前後です。動画を視聴する際に、支障なく通信できる速度が確保されています。

NURO 光 Connectの速度に関する口コミ

NURO 光 Connectを利用している方の速度に関する口コミを紹介します。

この口コミでは、早くもなく遅くもなくと評価しています。安定性がないところに、不満を感じている状況です。

こちらは、引越し先でNURO 光 Connectが使用でき、さらに2.5Gbps程度の速度が出て満足しています。

この口コミでは、夜間の速度が遅いことを非難しています。従来の1割程度しか速度が出ない状況であり、大きな不満を感じている状況です。以上のように、速度に関しては不満に感じるという声が多くみられます。ただし、通信速度は設置環境や接続する時間帯・機器などによって異なるため、必ずしも速度が遅いとは言い切れないでしょう。

NURO 光 Connectの速度が遅くなってしまう原因

NURO 光 Connectを利用していて、速度が遅く感じる場合があります。速度が遅くなってしまう原因として、以下が考えられます。

  • 不具合が生じている
  • 利用者が多く回線が混雑している
  • 特定のWebサイトへのアクセスが集中している
  • 同時に接続している機器が多い
  • Wi-Fiが届きづらくなっている
  • 接続している機器に問題がある
  • パケットロス現象が起きている
  • アップデートが終わらずにエラーが生じている

各原因について、詳しく解説します。

不具合が生じている

NURO 光 Connectの速度が遅く感じる理由として、不具合が発生している可能性が考えられます。不具合とは、主に通信会社側で発生している障害を指します。通信会社では、常に不具合が発生しないような対応が取られているのです。

また、NURO 光 Connectでは、毎月末にメンテナンスを実施しています。ただし、予期せぬエラーが発生してしまう可能性は否定できません。NURO 光 Connectでは、不具合が発生する頻度としては月1回もありません。

不具合が発生した場合、公式サイトの障害情報を確認すれば把握できます。

利用者が多く回線が混雑している

NURO 光 Connectの利用者が多くなると、回線が混雑して本来の速度が出ず、遅く感じる場合があります。多くの利用者が快適に利用できるように設備を増強しているものの、一度に多くの利用者が集中して利用すると速度の低下は免れません。

特に、平日と土日ともに20時から24時頃が非常に混雑する時間として知られています。また、お昼の休憩時間なども混雑しやすい傾向にあります。快適に利用したい場合、利用する時間帯を利用者が比較的少ない朝や昼を狙うなどの方法が効果的です。

特定のWebサイトへのアクセスが集中している

特定のWebサイトへのアクセスが集中していると、遅く感じることがあります。Webサイトにアクセスがあるとサーバーが処理する形となり、サーバーの能力により処理しきれなくなる可能性があります。一見するとNURO 光 Connectが原因であるようにみえますが、実はサーバー側の問題であるケースもあるため注意しましょう。

特定のWebサイトへのアクセスが集中するパターンとして、新しい情報が公開されるタイミングやECサイトで新商品やセール品が公開されるタイミングが挙げられます。この場合は、他のWebサイトが閲覧できるかどうか確認するのが得策です。

同時に接続している機器が多い

自宅内で同時にインターネット接続しているデバイスが多い場合、回線速度の低下が発生します。NURO光で提供されているルーターは、有線と無線あわせて10台以下での利用が推奨されている状況です。

昨今、賃貸物件でもスマートホームに対応したデバイスを導入するケースが多いです。IoTデバイスはインターネット接続することを前提としたものであり、どうしても接続デバイスが増加してしまいます。

接続するデバイスを厳選するなどの対応を図ることで、安定してインターネットを接続できます。

Wi-Fiが届きづらくなっている

使用しているデバイスに対して、Wi-Fiが届きづらくなっていることで回線速度が遅く感じる場合があります。Wi-Fiは無線で通信できる便利なものである一方で有線と異なり、さまざまな影響を受けます。特に、障害物や高低差による遮断によって通信速度に大きな影響を及ぼしがちです。

障害物としては、以下の素材がWi-Fiを遮ってしまう傾向があります。

  • 家具
  • 金属
  • コンクリート

コンクリート製の壁の場合はルーターとデバイスの間にあると飛距離が少なくなり通信に影響を及ぼします。ほかにも、電子レンジやコードレス電話などが電波干渉の原因となり、速度の低下を招く要因となります。

接続している機器に問題がある

NURO 光 Connectに接続しているデバイス自体に、問題が発生して速度の低下を招いているケースもあります。特に多いのが、複数のソフトウェアやアプリを立ち上げた状態で処理が追い付かず接続にも影響するパターンです。

また、スペックが低く、単純にソフトウェアやアプリ自体を処理しきれずに、通信が遅くなっているように感じるケースもあるでしょう。ほかにも、デバイス側で通信に関連する部位に故障が生じている可能性も考えられます。接続している機器を一旦再起動し、動作確認する方法がおすすめです。

パケットロス現象が起きている

パケットロス現象が発生していることで、NURO 光 Connectの接続が遅くなる可能性があります。パケットロスとは、ネットワーク上で通信する過程でデータが欠けてしまう現象のことです。インターネットを介して送受信するデータは、複数人が同時に利用しても通信できるよう、パケットと呼称する小さなデータに分割されます。

通常、パケットは受信側で元のデータに復元する処理が行われますが、まれに一部またはすべてが通信経路内で消失するケースがあります。パケットロスは、データ量を上回る通信が発生したり、ネットワーク機器が故障したりして発生するため注意が必要です。パケットロス現象の可能性がある場合は、接続している機器やルーターを再起動したり、ソフトウェアをアップデートしたりしてみてください。

アップデートが終わらずにエラーが生じている

通信機器内でのアップデートが完了せず、エラーが生じて通信速度にも影響を及ぼしている可能性があります。ONUのアップデート作業が適切に終了しない場合、エラーが発生するケースが多く見受けられます。ONUは光回線終端装置のことを指し、ルーターとはまた異なるデバイスのため、エラーが発生していることをチェックしにくいのが特徴です。

知らないうちにエラーが発生していて、通信速度に影響を及ぼしている場合があることから再起動をしてリセットする必要があります。

NURO 光 Connectの速度の調べ方

NURO 光 Connectの具体的な速度を調べたい場合、インターネット回線の速度計測サイトやアプリを利用するのがおすすめです。インターネット回線の速度計測サイトは、ただアクセスして測定開始するだけで通信速度を確認できます。

ただし、サーバーによって測定結果が異なる場合があり、単一のサービスを利用するよりは複数のサービスを利用して測定する方が状況を把握するのに役立ちます。また、サーバーを選択できるサービスもあるため、切り替えて測定する方法もおすすめです。頻繁に使用するサイトやサービスと同じサーバーを選択すると良いでしょう。

同じサーバーかどうかを確認するためには、Netcraftにアクセスしてサイトのアドレスを入力すれば調べられます。

NURO 光 Connectの速度が遅い時の対処法

NURO 光 Connectの速度が遅く感じる場合、以下の対応により改善できる場合があります。

  • 不具合が生じているかどうかを公式サイトで確認する
  • 利用者が多い時間帯を避ける
  • LANポートやケーブルの規格を変える
  • 5GHzで接続する
  • IPv6へ設定を変更する
  • ONUを再起動する
  • 別のLANポートに差し替える
  • ルーターと接続している機器を近づけてみる

各対処法について、詳しくみていきましょう。

不具合が生じているかどうかを公式サイトで確認する

通信が遅いと感じたら、NURO 光 Connectの回線で不具合が発生しているかどうかを、公式サイトで障害情報を確認しましょう。NURO 光の公式サイトでは、障害・メンテナンス情報が公開されています。障害・メンテナンス情報では、不具合が発生した時点で速報として不具合情報が掲載されます。

もしNURO 光 Connectの速度が遅いと感じたら、すぐに障害・メンテナンス情報にアクセスすれば不具合の有無を確認可能です。また、遅く感じた時間帯をチェックして、後で確認するのも良いでしょう。

利用者が多い時間帯を避ける

NURO 光 Connectの回線の利用者が多いことで回線速度が遅い場合、利用する方が多い時間帯を避けるのも1つの手です。夜間は学校や会社から帰宅した人がインターネットを利用することから、速度が遅くなりやすい傾向にあります。

24時頃まで利用者が多いため、それ以外の時間帯を狙って利用するのも良いでしょう。大きなデータを送受信する場合、利用者が多い時間帯を踏まえて処理することをおすすめします。

LANポートやケーブルの規格を変える

LANポートやケーブルの規格を変えることで、通信速度の低下を回避できる場合があります。LANポートは、主に以下5つの種類に分けられ、それぞれ速度が異なります。

LANポート種類速度
10GBASE-T10Gbps
2.5GBASE-T2.5Gbps
1000BASE-T1Gbps
100BASE-TX100Mbps
10BASE-T10Mbps

回線速度が速くても、LANポートが対応していないと速度の低下を招くため、適切なものを使用することが大切です。LANケーブルも同様に、NURO 光 Connectの速度に対応しているカテゴリがCat.6以上のものを選ぶのが無難です。

5GHzで接続する

Wi-Fiルーターが2.4GHzと5GHzの2つに対応している場合、5GHzで接続すると高速通信が可能となります。どのデバイスも、基本的には自動で2.4GHzを選択する仕組みになっています。2.4GHzと5GHzには、それぞれ以下のように違いがあるため、5GHzに切り替えて使用するのがおすすめです。

種類特徴
2.4GHz電波の強さは普通であるが障害物に強く幅広い範囲にまで届けられる
5GHz電波は強いが障害物に弱く届く範囲も狭い

さらに、Wi-Fi6E以上のルーターを導入し、6GHzで接続するとさらに高速での通信が可能です。

IPv6へ設定を変更する

IPv6へ設定を変更することで、安定して通信できるようになる可能性が高まります。IPv6はインターネットプロトコルの第6版のことです。IPv4の次世代に当たる規格で、IPアドレスの数を増加させるために開発されました。

IPv4で使用可能なIPアドレスは43億個ですが、すでに世界中で使用されていて不足する懸念がありました。そこで、IPv6が開発され、約340澗個のIPアドレスを生成できるようになったのです。IPv6はまだ利用者が多くないため、混雑しにくく安定して通信ができる可能性が高くなっています。

ONUを再起動する

ONUを再起動することで、速度の低下を解消できる可能性があります。特に、ONUのアップデートで不具合が発生している場合、再起動により正常な状態に戻すことが可能です。これは、再起動によってメモリに溜まったエラーの原因を強制的に解放できるためです。

電源を切る際はルーター→ONUの順番で再起動してみてください。順番を間違えると、接続が途切れる場合があるので要注意です。不具合がない場合でも、定期的にONUを再起動させることをおすすめします。

別のLANポートに差し替える

LANケーブルを、別のLANポートに接続し直すことで改善される場合があります。これは、ポートが故障している場合は繋ぎ直しにより正常な状態で接続できるためです。また、挿しなおすことで挿し方が不十分な場合は正常な状態で接続できるようになります。

LANケーブルを通信中に差し替えると故障してしまう可能性もあるので、電源を切った状態で行いましょう。また、挿し込む際にはカチッと音がするまでしっかりと挿すことが重要です。

ルーターと接続している機器を近づけてみる

Wi-Fiでデバイスとルーターを接続している場合、それぞれの距離を近づけてみると改善される可能性があります。これは、障害物などでWi-Fiの電波が途切れている場合に有効な方法です。また、電波干渉を起こしていて通信速度が遅くなっているのも解消できる可能性があります。

ルーターと機器を近づける際は、回線速度測定サービスを活用しつつ、どの位置がよりベストな環境かを確認しながら位置を決めましょう。

NURO 光 Connectに関するよくある質問

ここでは、NURO 光 Connectに関連する以下のよくある質問を紹介します。

  • NURO 光 Connectの無線LAN接続が頻繁に切れるのはなぜですか?
  • NURO 光 Connectのスピードテストをする際に注意点はありますか?
  • NURO 光 Connectの評判が悪いといわれる理由は何ですか?

各質問に対する回答も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

NURO 光 Connectの無線LAN接続が頻繁に切れるのはなぜですか?

NURO 光 Connectの無線LAN接続が頻繁に途切れる場合、以下4つの原因が考えられます。

  • ONUの設定が不適切である
  • ONUの近くに電波障害の要因がある
  • 二重ルーターとなっている
  • ウィルス対策ソフトの問題

ONUの設定が不適切な場合、安定して通信できないため最適な設定に見直しましょう。また、ONUの近くに電波障害の要因があると、安定して通信できないので原因となるものを遠ざけてください。ONUにルーターを接続している場合、二重ルーターとなっているかの確認も必要です。

さらに、ウィルス対策ソフトが足かせとなって速度の制限がかかっている場合があるため、設定の見直しまたは別のソフトに乗り換えましょう。

NURO 光 Connectのスピードテストをする際に注意点はありますか?

NURO 光 Connectのスピードテストを行う場合、利用するサービスは毎回同じものを選定してください。これは、違うサービスを利用すると同じ結果を得られない可能性が高いためです。毎回同じサービスを利用すれば、過去の結果から正常な速度なのかを正しく判断できます。

速度に関しては、使用しているデバイス側のスペックに影響する点も考慮してください。これは、デバイスによって無線LAN規格が異なるためです。特に、古いデバイスの場合は5GHzにも対応していない場合があるため、どうしても速度が遅くなる点は考慮してください。

NURO 光 Connectの評判が悪いといわれる理由は何ですか?

NURO 光 Connectに対しては、以下のような悪い評判が見られます。

  • 提供エリアが限定されているので使えない
  • プロバイダーの選択肢が狭い
  • 理論値と実測値が明らかに異なる
  • 回線工事が2回必要な場合がある

なかでも、サービスの提供エリアが限定されているため、そもそも使えないという声が多く見受けられます。NURO 光 Connectは、首都圏を中心にサービスを展開しており、全国どこでも使用できるわけではありません。また、使用できるプロバイダーが限られる点にも不満を持つ人は多いです。

以上のような声がある一方、ルーターが不要で無線LANが利用可能であったり、10ギガプランでも料金が安かったりするメリットがあります。

まとめ

この記事では、NURO 光 Connectの回線速度について解説しました。NURO 光 Connectは、10ギガプランでもリーズナブルな価格で利用できる通信サービスです。また、ルーターが不要で無線LANが利用できるなどのメリットもあります。

実際に使用しているなかで、さまざまな要因により回線速度が低下し、遅く感じる場合があるものです。必ずしもnuro光 connec側に問題があるわけではなく、使用環境に起因する場合もあります。よって、何か原因かを適切に切り分けて対応できるかがポイントです。

この記事で紹介した内容を参考に、NURO 光 Connectを有効に活用しましょう。